こんにちは。
sotosotodays野毛です。
先日は岩手県盛岡市へ疑問を解決するために
視察へ行ってきました。
岩手県といえば!?で、思いつくのは盛岡冷麺などですが
アウトドアでよく見かけるのは
コレ!!
岩手県木炭協会さんの「岩手木炭」
3kgで¥2,000ほどするアウトドアではかなりの高級炭。
通常「炭」と聞くと、マングローブやヤシなどを想像しますが
岩手木炭は国産ナラを使用しております。
岩手県は木炭の生産量なんと日本一!
年間3000トン以上も生産しているそうです。
疑問というのも、そんなに生産しているのになぜそんなに高価なのか・・・。
というところ。
もっと作れば安くなっていくのか・・・
いろいろ疑問があったので現地へ行ってきました。
まず、結論から言いますと、この値段じゃないと無理ですね。
これ以上は作れない・・・
むしろ安い!?とも思いました。
何故かと言うと、生産現場に答えはありました。
積んでいる薪をひとつひとつ丁寧に太さを手作業で調整し窯へ入れていきます。
この作業を70過ぎたおじいちゃんおばあちゃんが毎日毎日作業してくださいます。
窯いっぱいにする作業を少しですがお手伝いしましたが、コレはもう本当に重労働
この狭い出入り口から行き来を繰り返す・・・
本当に大変でした。
太い薪には機械も使って太さを揃えていきます。
そして出来上がる炭は
カットされていくのですが、
販売用に6cmと30cmに分けられます。
専用の機械を使用し手作業でカット!
カット済みの炭をこれまた手作業と手作りの道具で
3kg・6kg・15kgへ分けていきます。
入ったからOKというわけではなく
この後もちろん秤に乗せて重さチェック!
しっかりと規定以上入っているのかチェックしたら出荷準備です。
こうして販売店のもとへと運ばれていきます。
運ぶのも大変で、場所は盛岡市内から2時間以上も離れた山奥・・・
往復で4時間以上かけてまずは市内へ運ぶのです。
実際に作業を体験させていただきましたが、正直、疲れたというのはありますが
感謝の気持ちがとても湧いてきました。
製品検査も1本1本丁寧に行い、嘘偽りないしっかりとした炭を提供していることをこの目で見ることができました。
高いというよりもとても品質の良い良い炭であるということがわかりました。
岩手木炭は
炭素成分が多く不純物が少ない安定した高品質のため、個人はもちろんですが飲食店でも多く使われます。
また、窯の性能上、火の通りにくい地面付近の木の下部は必ず切り落として製品化されていますのでどの炭も安心して使用できます。
火付もよく安定した火力と高火力、コストパフォーマンスは炭でNO.1
木炭では全国唯一の地理的表示(GI)保護制度導入
安心安全にBBQを楽しむなら間違いなくこの炭が一番です。
正直、疑っていたことが多々あり現地へ行くまではアテンドいただいた
岩手県木炭協会さんの2人のことも信用していませんでしたが
今回の視察ですべてがクリアになりました。
現地でご協力いただきました皆様
本当にありがとうございました。
弊社、お客様、岩手木炭をどこかで見たときは
この手間を想像して手にとってみてください。
一度使ったらやめられませんよ!!